2019年の8月の終わり。私はおくりと一緒に大鳥の山の中へ行きました。
水の近くへ行きたかった。
踊っている姿を誰かに撮ってもらうのは初めてで、
それは静かで、透き通るような時間でした。
雨の降りそうな曇り空だったあの日。
踊っていると、燦々と日が私たちに降り注ぎました。
それは、大鳥の森のものたちと、私たちだけの、
静かで特別な時間でした。
「あなたの踊りは“祈り”なのよ」と言ってくれた、私の大事な友人。
おくりに、その一瞬、一瞬を受け取ってもらった。
写真の中に、たしかに
私の届ける姿がありました。
届けようとする姿、なのでしょうか。
今でもあの静かな祈りの時間が
私の身体の中を流れ続けています。
おくり、ありがとう。
あなたは、
私の中に風が吹き抜けるのを
一番に見つけてくれた人です。
Photo by Hideki Kurita
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