HANAICHIのなかの企画の一つ、「ヒビノマド」
2020年に上演を予定していた大鳥での舞台作品の延期。
それまでに何度も山形に足を運び、大鳥をフィールドワークする中、
友人たちにたくさんのことを教えてもらった。
大鳥の人たちの優しさに、たくさん触れた。
これまでのフィールドワークのこと、そして、大鳥の友人たちのこと。
舞台上演はまだ遠くても、なにか形にできないだろうか。
そうした構想からはじまった、「紙」でお届けするという企画。
現在、大鳥の友人たち、そして、上演に関わってくれる東京や、各地の友人たち。
それぞれの視点からみた「大鳥」という土地。
文章、詩、スケッチ、版画、写真。
さまざまな形で、みんなの「大鳥」が集まっています。
これまで、自分のパフォーマンスのことをメインに考えてきた私。
それが、HANAICHIというプラットホームをつくったことで、
そこに集まる人たちのこと、どんなものづくりができるのか、
もっと広い視点から、「場所」づくり、そして「ものづくり」のことを考えるようになったな、と思います。
人それぞれがもつ表現の、なんと豊かなことだろう。
集まってきたみんなの文章や、絵や、詩や、手紙をみていて、
心から、そう思うのです。
このかけがえのない光の断片をあつめて、さて、どんな形になるだろうか。
声に出して、友人たちの書いてくれた文章を読みながら、わくわくしています。
「ヒビノマド」第一弾は、今年夏頃、発行予定です。
この企画を一緒に動かしてくれている友人も、多忙な中、楽しんでくれて、感謝しかありません。
どうぞ、楽しみにしていてくださいね。
もなみ
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